HGUC 041 Zガンダムの制作日誌第8回目。とうとう完成編です!
およそ20年前の古いキットでしたが、組みにくいところも特になく形状も良好なキットでした。
それではまずは細部から。

バストアップ画像です。
トサカのセンサーはキット付属のメタルシールを貼り付けた後にUVクリアレジンでレンズ感を演出しています。肩の白い六角形のパーツを裏打ちした効果が大きいですね。ツインアイは蛍光グリーンで塗装しているのでUVライトで発光している様に見えます。

UVライトを照射した画像です。光っていますね~。カッコいい。

後ハメ加工に加えてマスキングによる塗り分けと手間のかかったフライングアーマーです。最近は塗装でスジボリが埋まってしまわない様に結構深く彫る様にしているので、ミッドナイトブルーで塗装した部分には特にスミ入れをしていませんが、モールドがそこそこ目立ちます。

キットに付属する武装一覧です。ハイパーメガランチャーにビームライフル、ビームサーベルにシールドとグレネードランチャーのマガジンです。武器に関しては合わせ目の処理をする為の後ハメ加工もさることながら、やはりマスキングによる塗り分けが多くて手間がかかりました。

スカートアーマーの裏側です。裏打ちしてトラスモールドのディテールを追加しました。フロントはアーマーにモールドを接着して合わせ目を消していますが、サイドとリアは別パーツとして塗装して最後に接着しました。

それでは完成したHGUC №041 Zガンダムぐるりと1周です。







細かい塗り分けが多く、マスキングが大変だった見返りにとてもカラフルな仕上がりです。古めのキットなので可動範囲は正直キビしいところもありますが、素立姿は追加したスジボリもあって最新キットにも引けを取りません。プロポーション変更は一切行っておらず、キットのままです。

ビームライフルとシールドを装備したカットです。

少し斜め後ろからのカットです。ビームライフルには設定には存在しないウェイブライダー時に接続する為のピンが邪魔で上手く構える事が出来ません。MS形態限定で考えるなら切り取ってしまった方がポージングの自由度があがります。

斜め正面のカットです。今回もスミ入れはカーキにフラットブラックを少々足した色で行いましたが、もう少しカーキ寄りでも良かったかもしれませんね。

ハイパーメガランチャーとのカットです。とても大きい武器がついているのに、このキットは定価で税別1,600円と驚きの価格ですね。当時はそんな事は感じませんでしたがガンプラも最近は高価になりつつあるのを感じます。

ウェイブライダー形態でのカットです。ハイパーメガランチャーにライディングギアが取り付けられるようになっていて着陸状態で展示が可能です。

サイドからのカットです。完全変形ではなく差し替え変形という事でウェイブライダー状態での厚みが薄く航空機テイスト溢れる造形が実にカッコいいです。

すこし後ろ側からのカットです。脚部はモビルスーツ状態と共用ですが、それを感じさせない位に上手く変形しています。

真後ろからのカットです。リアスカートもMS形態と共用のパーツですがスラスターパーツがキットの状態で別パーツになっているのは良かったです。

斜めのカットです。非常にカッコイイです。いつかウェイブライダー形態で飾る事を前提にMS形態の形状や可動を捨てて徹底的に作ってみたいなと昔から思っています。

ウェイブライダー形態にするには手前にある胴体の殆どと頭部、首回りが不要パーツとなります。

古いキットなのでアクションベースに対応する穴が開いていませんが、シールドにあるハイパーメガランチャーの取り付け用の溝に無理やり接続してみました。やっぱり飛んでる状態の展示が似合いますね。

それではポーズをつけて何枚か。
グレネードランチャーを構えるZガンダム。グレネードランチャーのハッチは開きません。

先ほども書きましたがウェイブライダー形態時の接続ダボが邪魔でビームライフルを上手く構える事が出来ません。ビームライフルのセンサー部分にはグリーンのラピーテープを貼り付けた後にUVクリアレジンでレンズ状に処理しています。

ビームサーベルを構えるZガンダム。グリップと一体成型ですが非常に良い表情のついた手首が良い感じです。ビーム刃のエフェクトはクリアパーツではなく塗装が必要ですが、切り離してグリップ部分を開口して別のキットからビームエフェクトを持ってくるというのもありですね。

ハイパーメガランチャーを構えるZガンダム。肩の可動範囲が狭すぎてこれも上手く構えられないのは残念。

MS形態でもシールドにハイパーメガランチャーをセットする事が出来ます。
全8回でお送り致しましたHGUC Zガンダム制作日誌如何だったでしょうか?リニューアルした新しいHGUCもあり、RGでもラインナップにあるZガンダムですが、この№041のZガンダムは古さ故に可動範囲に少々難があるものの、形状自体は非常に良くカッコいいキットでした。私の場合は作り終えたキットは基本的には素立で飾るので可動範囲は正直どうでも良かったりします。
やはり差し替えとはいえウェイブライダー形態に変形させることが出来て、かつ差し替えという方式だからこそのウェイブライダー形態時のまとまりの良さは特筆すべき点です。付属する武器も豊富で作りごたえのある良キットでした。
次回からはまた別のキットで制作日誌がスタートします!
お楽しみに!
ライタープロフィール

- ファーストガンダムを幼少期にリアルタイムで視聴してきた世代のガンプラ好き趣味モデラー。
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