HGUC【041】 Zガンダム制作日誌#2「頭部・胴体の制作」

ガンプラ

HGUC 041 Zガンダムの制作日誌第2回目。いよいよ制作開始です!

今回は頭部、胸部の制作です。

頭部の制作から行きます。パーツ数は少な目で頭部は前後のハメ合わせ式でサイドに合わせ目が出てしまう構造です。
アンテナには安全基準フラッグはありませんが、シャープ化はしたいところですね。襟もとの黄色いパーツにABS樹脂の首パーツをセットする形です。フェイス部分は別パーツになっていますが、カメラアイまで一体成型でツインアイは付属のシールで色分けする仕組みでクリアパーツ等は使われておりません。画像では裏側になってしまって見えませんが首のパーツは裏面に肉抜き穴がありますが、Zガンダムは後頭部の裏に背中から続く装甲があるのであまり気にしなくても良いかもしれません。

まずはアンテナのシャープ化から進めます。安全基準フラッグは無いものの、先端が鋭くない上に厚みが少々気になります。

加工後の画像です。全体的に厚みを落として先端をシャープに整形しました。折れない様に細心の注意が必要ですが、今回ももう少しシャープにしたいところの一歩手前で終了として安全マージンを残しています。

頭部は側面中央に合わせ目が出てしまう構造ですが、フェイスパーツを挟み込む構造なので接着、合わせ目消しを行うにはツインアイの塗装等を考えるとフェイス部分を後ハメ加工する必要があります。

画像の赤丸で囲んだ部分のフェイスパーツの差し込みピンを切り取ってしまう事で後ハメが可能です。完成後に下側からスライドする様な形でセットする事になりますが、パーツを固定するピンを切り取ってしまっているので固定が出来ませんから接着が必要となります。またこの時にフェイスパーツの上端を少し削っておく事で、標準状態よりも深くフェイス部分がヘルメットに入るので目つきが悪い感じになり、カッコよくなりますが、ここはお好みで

加工後の画像です。合わせ目を処理した後にキットのモールドを深く彫りなおした上で、ピンバイスによるバルカン砲の開口、スジボリの追加、マイナスモールドの彫り込みを行いました。フェイス部分のモールドの彫り直しはスミ入れもそうですが、ツインアイを塗装で仕上げる予定なので非常に重要な下処理です

続きまして胴体の制作です。パーツ数は変形の都合上少々多めですが、肩関節が一軸で固定式という時代を感じる構造です。やはり肩軸が動くかどうかで完成後に取れるポーズが大きく変わってきますので、ここは可動軸を増やしたいところですが、そこが改善されている新しい方のHGUCやRGもありますので、このキットはあえてこのままでいきます

胴体の中心になる腹部のパーツは前後の貼り合わせで合わせ目が出ますが、腹部側面は段落ちモールドとなっているので処理不要です。しかし肩の六角形のパーツは合わせ目の処理が必要です

加工後の画像です。六角形の部分に出る合わせ目を処理した後に、同パーツの裏側は上端が完成後も露出するので穴を埋めました。腹部の段差部分を彫りなおしてマイナスモールドを追加しました。肩軸の合わせ目付近には台形の窪みモールドがありましたが、浅いモールドな上に面処理しにくいので消してしまっています。

胸部の前後の装甲です。前面の装甲には裏側のパーツもあり、そのパーツとの合わせ目が側面にでますが、ここは一部段落ちモールドとする事であとはそのままにします。

丁寧に表面処理を行い、各面の面出しとエッジの強調をしました。完成後も目立つ胸部前面はスジボリを少々多めに施しましたが、背面はフライングアーマーに隠れてしまう部分なので一本スジボリを追加したのみです。

胸部背面のパーツは後頭部裏の部分が表に露出しますが、淡泊なのでプラ板でメカディテールを作成し、隙間を埋めて情報量を増やします。青いパーツの横に置いてあるのが自作したディテールパーツです。0.5㎜のプラ板をベースにサイズ違いの角棒、半丸棒なんかをそれっぽく適当に配置しています。

セットしてみた画像です。そこまで目立つ部分ではありませんが、首回りの密度が上がっていると引き締まって見えるという自己満足的な工作です。自作のパーツで切り欠いてキットの青いパーツが見える部分は1㎜で浅く穴を掘り、1㎜径のリベットパーツを埋め込んでみました。

コックピットハッチです。ウェイブライダー形態では機首の部分になるパーツです。

面出しをしっかりと行いスジボリを軽く施した後に本来はバーニアとしてのパーツですがウェイブライダー時のセンサー的なディテールをセンターより少々左にオフセットして追加しました。この辺のディテールはソフトバンククリエイティブ社より発売された「マスターアーカイブ モビルスーツMSZ-006Zガンダム」を参考にしています

仮組みしてみた画像です。ディテールの追加は緩急をつけて煩くなり過ぎない様にほどほどです。胸部前面の青い装甲部分の側面にある合わせ目も一部段落ちモールドのみですが、それほど気にならないかなと思います。胸部の黄色いダクトの前に伸びるフィンはかなり薄く削った後にC面を復元してシャープに整形しています。画像では見えませんが首の後ろ側の肉抜き穴も埋めておきました。黄色い襟のパーツも薄くシャープに整形、軽くスジボリを追加しています。

肩の六角形の裏側を埋めた事の効果が大きいですね。後頭部のパネルに追加したディテールも良い感じです。20年前の古いキットですが中々カッコいいです。肩軸がいかにも動かなそうですが、このキットは立ち姿WR形態時でカッコよくなれば良いかなというスタンスです。差し替え式とは言え、可変するキットの可動工作やプロポーション変更は大改修になってしまいますので、手軽に最近のキットと並べてもあまり違和感を感じない様に仕上がればなぁと思っています。

今回はここまでです。次回は腕部の制作です。

お楽しみに!

ライタープロフィール

kt
kt
ファーストガンダムを幼少期にリアルタイムで視聴してきた世代のガンプラ好き趣味モデラー。
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