エントリーグレード RX-93 νガンダム制作日誌#8「脚部制作」

ガンプラ

エントリーグレードRX-93νガンダムの制作日誌第8回目の今回は脚部の制作です。

脚部を構成するパーツ群

脚部を構成するパーツ群です。脹脛の色分けやダクト、爪先の黄色もパーツで色分けされており、脹脛後ろ面のバーニアなどもしっかりと造形されている事もあり、パーツ数も多いですが可動範囲も形状も非常に良好です

しかし、良く見てみると肉抜き穴がフレーム部分、足裏部分にあるのがわかります

特に足裏は外周に沿って一周抜けている状態なので、ここはしっかりと埋めて行こうと思います。その他太腿の付け根部分のフレームも内側は肉抜き穴がありますが、外側も半円状に穴が開いているのでここも塞ぎます

外装パーツは全て後から装着できる構造なので特に後ハメ加工が必要な個所もないので全体的にディテールアップを施しますが、腿と足首は控えめにして脛部分に集中してバランスをとる予定です。

肉抜き穴を埋める部分のパーツ

肉抜き穴を埋める部分のパーツをピックアップしてみました。
足裏、爪先、膝関節、股関節部分です。

今回のνガンダムは重量を考慮して穴を埋めたり、塞いだりという部分はプラバンで塞いできましたが、脚部は逆に重さを少しでも増して安定性を求めるべくパテによる肉抜き穴埋めを行います

エポキシパテ通称エポパテを使用

EG RX-78-2ガンダムやEGストライクガンダムはポリエステルパテ、通称ポリパテを使用して穴埋めを行いましたが、今回はエポキシパテ通称エポパテを使用します。理由としては足裏の外周にある肉抜き穴が非常に細いラインだという事で、ポリパテを充填する際に生じるであろうはみ出しの処理に手間取りそうだったからです

エポパテは主剤に硬化剤を混ぜるのはポリパテと同じですが、粘土の様に好きに造形できるという特徴があります。それに加えて気泡が生じ難く、硬化によるヒケがほぼ生じないというメリットがあり、パテといったらエポパテ一択でも問題ない性能ですが、どうも私はエポパテがあまり好きではなく久しぶりに使用しました。

硬化後にペーパーがけを終えた画像

硬化後にペーパーがけを終えた画像です。

エポパテの特徴通り気泡もなくキレイに埋める事が出来ました。股関節部分は内側の肉抜き穴をパテ埋めしましたが、外側も半円状の穴が開いているのでKOTOBUKIYAのモデリングサポートグッズ、マイナスモールドを貼り付けました

脛部分の内部フレーム部分

続いて脛部分の内部フレーム部分です。

左右に分割されていて2パーツ構成です。ここで手を加えるのは二か所で、一つ目はバックパックの回でも紹介したバーニアのフチの薄々加工です。

左側が加工後で右が加工前

画像左側が加工後右が加工前のキットの状態です。

中心部分はかなり奥まっていますがノズルもモールドされています。実際にはカバーに隠れてしまって見ようとしなければ見えない部分なのでバーニアノズルを変えたり等の加工はしません。

マイナスモールドを貼り付ける

そしてもう一か所は膝関節側面に位置するマルイチモールド部分に穴が開いているので、ここもKOTOBUKIYAのモデリングサポートグッズのマイナスモールドを貼り付ける事で穴を隠すと同時にディテールアップの完了です。

毎回の様に登場するこのKOTOBUKIYAのモデリングサポートグッズをはじめとするアフターパーツは本当に便利です。

バーニアのカバーの制作

続いて脹脛後ろのバーニアのカバーの制作です。

造形は素晴らしく裏面にもトラス状のモールドがしっかりと入っています。この部分はHGUCでは可動しますがEGでは可動せず固定となっています。可動する様に工作するのも良いですが、今回はこのままで裏面はディテールもあるので塗装時の塗り分けのみで主に表面にディテールアップを施します

掘り込みとプラ板の貼り付け、スジボリの追加

ここはRGのディテールを参考に彫刻刀による掘り込みとプラ板の貼り付けスジボリの追加をしました。

太腿

太腿です。

左側が正面、右側に置いてあるのが裏面となっています。このパーツは一体成型で合わせ目はありませんが、側面にクランクのパネルラインがモールドされています。ディテールを多く入れた腰部分とディテールを多めに施す予定の脛部分を繋ぐ部分なので、この太腿はあまりディテールを増やさずにシンプルに行きます。

正方形のモールドを4ヶ所追加、背面はシンプルなパネルラインをスジボリ

正面側に大き目のマイナスモールドというかほぼ正方形のモールドを4ヶ所追加背面はシンプルなパネルラインをスジボリしました。ここの部分は塗装時に正面側と背面とを側面のクランクモールドを境界に明度の違うホワイトで塗り分ける予定です。

足の甲の部分

次は足の甲の部分です。

足首はもともとの色分けも白、濃紺、爪先の黄色と色味的には情報量も多く、ここも太腿同様にディテールの密度は控えめにしたいと考えている部分ですので、軽くスジボリを追加するに留めます

周辺を掘り込んで別パーツっぽく

太腿はRGからデザインを参考にしましたが、この部分はVer.Kaのモールドを参考にしました。中央にある縦のブロックは周辺を掘り込んで別パーツっぽく処理しました

脹脛側面のパーツ

続いて脹脛側面のパーツです。

この部分の形状はこれまでにキット化されたνガンダムのどれとも異なり今回のエントリーグレード版のνガンダムの特徴といいますか、あまり丸くなく下に向けて膨らんで行くような形状をしています。この形状のおかげかエントリーグレードのνガンダムは足がスリムに見えます

ここはディテールを多めに入れる予定の脛に含まれる部分ではありますが、その脛の中ではあまりディテールを入れない部分としています。と言うのも濃いめのカラー部分はあまりスジボリが目立たないという事もありますが、モールドが密な場所の中でもディテールの緩急をつけて目を向かせたい部分とそうでは無いところを分けています

軽くスジボリとマイナスモールドを追加

という訳でこの脹脛部分には軽くスジボリとマイナスモールドを追加しました。

左右対称に掘るという事もそうですが、この曲面に施すスジボリの難しさは何回やっても何とかならないものかと思いますね。練習あるのみです。

脚部制作の山場、脛の部分

そして今回の脚部制作の山場、脛の部分です。

ここも一体成型というバンダイ脅威のメカニズムですが膝にある黄色い四角のモールドも色分けされていますし、非常に美しい曲面で構成されています

ディテールを多めに

ここはディテールを密にしたかった部分なのでRGを参考にディテールを多めに入れました

プラ板貼り付けによる高さを増す部分も0.5㎜のプラ板0.3㎜のプラ板とで高さに差を設けました。もともとカカト側の裾は一段高くなっていましたが、さらに0.5㎜のプラ板を貼り付けてより高くなるようにしましたスジボリのラインも0.15㎜、0.3㎜、0.7㎜と場所によって幅を変えています

脛部分の仮組

脛部分の仮組の画像です。

情報量もかなり上がったと思います。白い部分はこの脛の部分も3色の明度の違う白というかグレーで塗り分ける予定です。

今回はここまでです。

νガンダム本体の工作はこれで終了ですので、次回は武器の制作です。キット付属のビームライフルシールドの他にHGUCからフィン・ファンネルニュー・ハイパー・バズーカコンバートします

お楽しみに!

ライタープロフィール

kt
kt
ファーストガンダムを幼少期にリアルタイムで視聴してきた世代のガンプラ好き趣味モデラー。
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