エントリーグレード RX-93 νガンダム制作日誌#12「完成」

ガンプラ

エントリーグレードRX-93νガンダムの制作日誌第12回目、とうとう完成編です!

まずは艶消しクリアーを全てのパーツに塗装して全体の艶を整えました

全てのパーツに塗装

頭部のセンサーバーニアノズル光沢ありのままで、組付けられるパーツを部位毎に組み上げた状態です。早く組み上げたいところですが、まずは完成した部位毎にビフォーアフターをご覧ください

胸部、腹部、頭部及びバックパック

胸部、腹部、頭部及びバックパックを組み上げた部分の正面からみた画像です。胸部のセンサー部分にはグリーンのラピーテープを貼り付けました。

この角度から見える部分にはスジボリは少ないですが、各部の段差等の掘り直しにスミ入れの効果が良くわかります。デカール貼り付けによる情報量のアップもそれなりです。ツインアイの黒い隈取部分はパーツの隙間から出来る自然な影で再現されていますが、よりはっきりとするようにフェイスパーツのツインアイに隣接する部分をフラットブラックで塗装しています。

背面の画像

背面の画像です。バーニアノズルを大型化してICソケットから流用したメタルパーツが目を引きます。ピントがあっていませんが頭部トサカ後部のセンサー部分にもグリーンのラピーテープを貼り付けています。胸部とバックパックの色味を変えたのが良かったと思います。

腕部の比較

腕部の比較画像です。ショルダーアーマーにプラ板貼り付けによる高低差のあるディテールや下腕部分も内側のラインをプラ板の貼り付けで形状を変えたところがポイントです。色々と手を加えた腕部ですが、こうして見ると一番効果があったのは下腕のダクトモールドを黄色にカラー変更したところな気もします。ハンドパーツをHGUCのキットからコンバートしたことにより作品の精度があがっています。

腰部分の正面からみた画像

腰部分の正面からみた画像です。ここもプラ板貼り付けキットパーツの掘り込みによって高低差を生んだディテールによって大きく印象が変わりました。左側のフロントアーマーにはロンド・ベルの部隊マークのデカールを貼り付けました。

腰部の背面

腰部の背面画像です。νガンダムはリアスカートが長めで面積が広いので、間延びしない様にディテールを密に入れた部分です。RGのνガンダムを参考に工作したフック状のパーツが効果的でした。赤い部分にも段落ちのモールドを加えました。フンドシ部分はスジボリの上下でホワイトの色味を変えていますデカールの貼り付けで情報量もバッチリと言ったところでしょうか

スカートアーマーの内側

スカートアーマーの内側の画像です。キットのモールドは有るけれどもスカスカの状態からプラ板による裏打ちの後に施したトラスモールドで印象が大きく変わっています。塗装による塗り分けでトラスモールドもそうですが、成形色による色分けの為に非常にカラフルだった部分もしっかりとフレームカラーで塗装した事により重厚感が出ましたフロントアーマーは中央で切断して左右で独立可動化しています

脚部

脚部です。ここは今回のνガンダムの制作で恐らく一番時間を要した部分ですが、そのかいあって情報量も格段にアップしています。もともとアンクルアーマーがなく裾が広がったデザインですが、RGを参考にスジボリを加えた事によって1ピース構造とは思えない、アンクルアーマーとして機能しそうな外観を得られました。膝の両サイドにもプラ板によるディテールを追加しています。

シリンダーの塗り分けも効果がありました。スケールを考えるともう少しシックな色でも良かったかもしれませんがこれはこれでカッコいいかなと。

ソール部分は立ち姿では見えませんが、肉抜き穴をしっかりと埋めてバーニアノズルもしっかりと塗り分けました。脛の内側もフレームカラーで塗装しましたが、未塗装のキットと比べるとその効果を感じて頂けるのではないでしょうか。

シールド

シールドです。ホワイトを塗り分けるかどうか悩んだ部分ですが、結局一番明るいホワイト一色で塗装しました。スジボリは多めに施して間延びを解消していますアムロのエンブレムは水転写デカールではなくキット付属のシールです

シールド裏面

シールド裏面です。ビームキャノンのジェネレーターが小さいのが気になったのですが、そこを大型化するのではなくシールド裏面を塗り分ける事で小さい事が気にならない様にしていますが、結構効果があったなと思いますミサイルは塗装の便を取って別パーツ化しています。

ビームライフル

ビームライフルです。スミ入れとデカールを両サイドに一枚貼っただけでキットのままですが、スミ入れの効果が大きいのとカラーリングを黒寄りに変更している事が効いています。穴の開いていない銃口はしっかりと開口しています。

フィン・ファンネルとニュー・ハイパー・バズーカ、ハンドパーツ

HGUCのキットからコンバートしたフィン・ファンネルニュー・ハイパー・バズーカハンドパーツです。ビームサーベルを撮影し忘れましたが、HGUCのキットのものだけあって造形もディテールも十分です。これらのパーツは基本的にキットの物を組み立てて塗装したのみで、特にディテールの追加はしていません。

フィン・ファンネルは6基全てが可動します

本体正面

いよいよ完成お披露目です。まずはνガンダムの本体正面から。
ディテールに緩急をつけて上腕、太腿にはあえてディテールを少な目にしたことであまりゴチャついた感じを与えずに情報量を上げられたのではないでしょうか。ホワイトの明度違いの塗り分けがカッコいいです。

背面

背面です。バーニアノズルの大型化がとにかく効いていますが、リアスカートアーマー、脹脛部分のスラスターカバーのディテールアップで密度が増して間延びを感じません。

キット素組みとの比較

キット素組みとの比較画像です。並べると同じエントリーグレードなのかと思う程全体に密度が増しているのがわかりますね。しかしながらプロポーションには一切手を加えていないのでシルエットは変わっていません。EG νガンダムの素性がいかに良いかという事です。素晴らしいキットですね

背面

背面です。ICソケットから流用したメタルパーツが浮かない様にノズル内部をシルバーで塗装したのが良かったかなと思います。黄色で塗るかかなり迷いました。

ビームライフル、シールドを装備

キット付属のビームライフル、シールドを装備した状態です。ビームライフルもHGUCからコンバートしようかと考えていたのですが、EGキットのビームライフルも良い出来だったのでビームライフル、シールド共にEGのキットのままとしました

バックショット

少し斜め方向からのバックショットです。あまり見えない部分まで手を入れたので、少し見えるスカートアーマーの裏側ディテールや、膝アーマー、ショルダーアーマーの裏面の塗装が効果的です

フルウエポン状態

そしてHGUCからコンバートした武装を含めたフルウエポン状態です。やはりフィン・ファンネルが重く、自立は出来ますが少々傾いてしまうのはしかたありませんが、無加工でバズーカもファンネルも装着できます。これぞνガンダムという感じで非常にカッコイイです。

バックショット

フルウエポン状態のバックショットです。背負い物があるとボリュームが増して迫力がでます。MSVでダブルファンネル仕様も存在しますが、片側だけにファンネルを背負う左右非対称なところがカッコいいです

浮かせたディスプレイ

股関節にはアクションベース対応の穴が開いているので浮かせたディスプレイも可能なのは最早スタンダードで、もちろんこのEG νガンダムも対応しています

胸部のセンサーに貼り付けたラピーテープが光を反射して綺麗です。ちなみにこのラピーテープは幅15㎜×長さ約4mで金、銀、青、緑の4色入りで100均のダイソーにて購入したものです。HGUCにはビームライフルの持ち手も付属していて、それももちろん作成したのですが、EGのビームライフルを上手く保持する事が出来ずに右手のビームライフル持ち手はEGキットのもの、左手は表情の付いた平手はHGUCキットのものを使用しています。

HGUCのビームエフェクトを装着したカット

EGキットのビームサーベルの基部にHGUCのビームエフェクトを装着したカットです。可動範囲も申し分なく色々なポージングを楽しめます。膝を曲げた時に見えるフレームのシリンダーがカッコいいですね。肩関節のもともと段落ちモールドとなっている合わせ目部分はクロームシルバーで塗装しました。さりげなく密度が上がっています。

フルウエポン状態のカット

フルウエポン状態のカットです。ファンネルが重すぎる上に片側のみにある為にバランスが非常に悪く、ファンネルを6基全てマウントした状態でアクションベースを使用するのは極めて危険なので、避けた方が良さそうです

全12回という長編でお送りしましたエントリーグレードRX-93νガンダムの制作日誌いかがだったでしょうか。

パーツ数を最小限に抑えながらもHGUCよりも成型色で色分けされており、可動範囲も広いし、作りやすくカッコいいという最高のキットでした

まだまだ粗のある作品となってしまいましたが、MG Ver.kaとRGからカッコいい部分をチョイスして上手く全体のディテールとして落とし込めた部分は良かったのではないかと思っております。

模型という趣味は道具等の初期投資は多少必要ではありますが、このνガンダムを含めてこれまで制作してきたRX-78-2ガンダムストライクガンダムエントリーグレードシリーズ工具不要で組み立てる事が可能であり、必要と感じた時に必要な道具をそろえれば良い訳でして、正しくプラモデルにエントリーするのに最適なキット達です

今回のνガンダムはHGUCのキットから少々パーツを取って来てはいますが、元のエントリーグレードのνガンダムは1,100円という低価格です。そのキットで約3ヶ月楽しめて完成後も眺めて楽しめるという素晴らしすぎるコストパフォーマンスです。少しでも興味を持たれた方は是非これらのキットを手に取って頂きたいですね。この制作日誌がそのきっかけになれたなら嬉しい限りです。

次回からは新しいガンダムシリーズのあのキットを制作して行きます!

お楽しみに!

ライタープロフィール

kt
kt
ファーストガンダムを幼少期にリアルタイムで視聴してきた世代のガンプラ好き趣味モデラー。
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