エントリーグレード RX-93 νガンダム制作日誌#6「腕部制作」

ガンプラ

エントリーグレードRX-93νガンダムの制作日誌第6回目の今回は頭部、胴体、バックパックと進めて来て、上半身パートの締めくくりの腕部です。制作工程としては丁度半分に差し掛かったところという感じです。

早速腕部を構成するパーツをみてみましょう。

腕部を構成するパーツ

RX-93νガンダムはガンダムタイプのモビルスーツとしては珍しく左右非対称の部分があり、腕部がその最たる部分です。

右腕はオーソドックスな形状ですが、左腕はビームサーベルラックがあり、形状、カラーも右腕とは異なります。

細かくパーツを見てみましょう。

ショルダーアーマー部分は分割ラインがモールドとして処理されていて片側に寄っています。サイドの黄色いスラスター部分も色分けされています
肩関節はボールジョイントで胴体と接続される形でありながら上腕との接続部分も回転できる構造です。少々肉抜き穴があるのが確認できますが、あまり大きくもないので今回は埋めたりせずにこのまま行く予定です。

上腕から下腕にかけては簡易的なフレームを組み立てて外装を被せる構造で外装は1体成型で合わせ目がありません。

下腕部分は左右で形状が異なり、左腕にはビームサーベルがモールドされており、取り外す事はできません。ダクトモールドも精密な造形で内側のフレームを利用して色分けされる形です

スゴイですねこれは。

ハンドパーツは武器を通す穴の開いた握りこぶしだけが付属する状態で、手の甲の部分は別パーツで色分けされています。腕部の色分けは成型色の状態で完璧です

合わせ目も無し、後ハメ加工も不要。色分けも完璧で形状も良好

合わせ目も無し、後ハメ加工も不要色分けも完璧で形状も良好

正直なところ普通に組むだけで何も問題ないですが、今回のコンセプトはディテールを入れていく事なので、これまで制作してきた胴体等と違和感が無いように腕部もディテールを加えていきます

合わせ目処理も後ハメ加工も要らないからこそディテールアップに時間をかけられるのはありがたいですね。

画像はショルダーアーマーですが、合わせ目は片側に寄せられており、対象位置にある段差と同じ形状で完成後に目立たない様に設計されています。ここは対象位置の段差部分にスジボリを加えてより一層目立たない様にします

胸部やバックパックに結構派手にディテールを加えたので目の行きやすいショルダーアーマーもしっかりとディテールを加えます。ここもMG 1/100 νガンダム Ver.kaをお手本にプラ板貼り付けスジボリでディテールを追加します。

加工後

加工後の画像です。

ショルダー部分もやはりMG 1/100 νガンダム Ver.kaとは形状が結構異なる部分が多く、全く同じという訳にはいかなかったので特徴的な部分を引用して後はオリジナルでディテールを追加しました

上腕部分

続いて上腕部分です。一体成型で形状も良好です

ここは特にMG 1/100 νガンダム Ver.kaともRGとも形状が異なり、かなりアニメ設定画に近い形状なのでシンプルに上腕としてはありがちなスジボリを追加するだけに留めました

スジボリを追加した画像

スジボリを追加した画像です。

キットを全体で見たときに目立つところというか自然と目が行く部分というのがあると思うのですが、逆に目があまり行かない部分というのが当然あります。この上腕部分はあまり目が行かない部分だと考え、モールドを少な目にしました。こういった部分にもディテールを増し増しにするとうるさく感じたりすることもあり、ディテールも部分部分で緩急をつける様にして全体のバランスを取る様にしています

下腕部分

次は下腕部分です。外側に付くパーツが左右で異なり、左腕にはビームサーベルがモールドされていますが、下腕の内側部分は左右共通のデザインです

内側の部分

まずはこの内側の部分からディテールアップしていきます。
ここはMG 1/100 νガンダム Ver.kaではなくRGの方をお手本としてディテールを入れて行こうと考えていて、まずは内側のアウトラインを変えてみようと思います

プラ板を切り出して貼りつけ

1.2㎜厚のプラ板を切り出して貼りつけました。

C面に合う様に成型した状態

余分な所を切り取り、キットにもともとあるC面に合う様に成型した状態です。ここもRGとは微妙に形状が異なり、完全にトレースする事が出来ませんが、それっぽくなった様に思います。

RGを参考にスジボリを

RGを参考にスジボリを加えました。
今回のνガンダムの白いパーツは塗装の段階でパネルラインを境界に明度の異なる白で塗り分けようと考えていまして、この下腕部分も追加したパネルラインで塗り分ける予定です。

その他プラ板を貼るという事とは対照的に低く掘る部分も作り高低差のあるモールドとしました

左腕の外側のパーツを裏側から見た画像

左腕の外側のパーツを裏側から見た画像です。
ここは肘の裏側部分に穴が開いている状態なので、プラ板で塞ぎます。

プラ板を切り出して貼りつけ

しっかりと採寸してプラ板を切り出して貼りつけました。0.5㎜のプラ板を使用したのですが、あまり高さが出なかったのでもう一枚同形状で切り出して2枚重ねで張り付けたので都合1.0㎜のプラ材で蓋をした状態です。サイドにある小さな穴もプラ板の切り出しで埋めています

左腕を仮組みした状態

左腕を仮組みした状態です。

ここはキットの形状のままもともとのディテールを深く掘りなおして、先端の黄色いパーツにプラ板でモールドを追加、同黄色いパーツの側面にピンバイスで穴を掘って丸モールドを追加しました。

右腕の外側部分

右腕の外側部分です。ここはシンプルなので左腕に負けない程度のディテールを入れて行こうと思います。

高低差のあるディテールアップ

プラ板で高さを上げた部分と掘り込んで低くした部分とで、ここも高低差のあるディテールアップとしました。中央に掘ったパネルラインは塗装でフレーム色に塗り分ける予定です。

丸いダクトモールドを丁寧にエッチングソーで切り離し、1㎜プラ棒を接着

制作日誌の第2回目のキットレビュー時にどうするか保留とした下腕のダクトモールドですが、ホビージャパンの作例で丁度ここの加工方法があったので真似してみる事にしてみました。

丸いダクトモールドを丁寧にエッチングソーで切り離し、1㎜プラ棒を接着。フレームに1㎜の穴を開けて完成後に後ハメ出来る仕組みです。

私はこういった良いなと思ったものはマネしてみるというか、どんどんマネする様にしています。特に模型誌の作例の場合は細かく解説されている事も多いので、出来そうな加工、改造、カッコいいディテールなんかは積極的にマネします。そうする事で今までやった事のない工作、自分では思いつかなかった事を成功事例を参考に施す事が出来るので、それが自分の工作の幅、アイディアの引き出しとして蓄積されていき次につながるのではないかと。

しかし模型誌の作例というとプロモデラーの作品なわけでして、マネしようとしたものの上手くマネ出来ず頓挫したなんて事も良くあります。まぁそれも経験としては生きるのかもしれません

この加工で別パーツ化したこともあり、丸いダクトモールドはMG 1/100 νガンダム Ver.kaでは白ではなく黄色に設定されているので、黄色に塗り分ける予定です。

腕部完成

腕部完成です。

握りこぶしはHGUCからコンバートする予定なのでキットの物は無加工ですが、良い造形です。肩と下腕を中心に情報量を増やしました

今回はここまでです。

次回から下半身に入り、まずは腰部分の制作です!

お楽しみに!

ライタープロフィール

kt
kt
ファーストガンダムを幼少期にリアルタイムで視聴してきた世代のガンプラ好き趣味モデラー。
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