パーフェクトレップ①|パーソナルトレーニング 筋トレ

大川が斬る

前回はベンチプレスの話しをしたが、今回はその際に触れた可動域について話していこうと思う。

一般の方のトレーニングで日頃相談を受けるのは、
gymに通わなくても自宅で簡単に出来るトレーニングってないですか?
といった類いのものが多い‥


もちろんgymに行くに越したことはない、でも自宅で効果を出したいって思うのも理解できる。


わたしはなに(どのようなエクササイズ)を何回何セットやればいいか?を聞きたがっている相手が拍子抜けの答えを必ずする。


逆に言うとこれがトレーナー業していての最多の質問である。


どのエクササイズを何回とか何セットとかどうでも良いんです‥これがわたしの答えです。


本当にどうでも良いんです、科学的根拠に基づくと例えば一つのエクササイズを10回10セットやっても1セットやってもやり方さえきっちりやれば効果に差はないのである。


このエクササイズを10セットやってます!とか、GYMに毎日何時間もいてトレーニングしてるっていうのは自己満足に過ぎないのである。
短く終わらせようとすれば短く終わるし、全身のトレーニングを週2回で十分効果は得られ筋肉はつくのである。


たくさんやったからってその分筋肉が付くわけではない‥
なんだかガッカリの理論だが本当だから仕方ない。ただそのきっちりやればという点が非常に重要になってくるのです。


そして本題に入ると、きっちり=正解なフォームという意味で、すなわちフル可動域で行う事が必要となる。

セミナーの様子
セミナーの様子


可動域が小さいと筋肉の使われていない部分が残ってしまう。


またスクワットというエクササイズに例えると、膝が90度まで曲がらない浅いスクワットをやっていたら筋肉の使われない部分はハムストリング(腿裏)と大臀筋(お尻)となり、足らない部分(部位)をまた鍛えないといけない、あるいは非常にバランスの悪い筋肉の付き方になってしまう。


一生懸命スクワットを何セットもやっていても可動域が小さいと、お尻と腿裏が貧弱な残念な感じになってしまう。これは全ての筋肉の部位でも同じである。腕でも背中でも肩でも。


なので、我々が運営するNSPAというアメリカが本部のトレーナー育成の団体では、フル可動域は必須だがその他の注意点も含めて正解なフォームパーフェクトレップと呼びこのやり方を推奨しそれを基本としている。


パーフェクトレップさえ覚えてしまえば、冒頭に言ったセット数回数は関係なく短時間で同等以上効果を得られるのである。

ワイドスクワットでもしっかり腰を下ろしてフル可動域で
ワイドスクワットでもしっかり腰を下ろしてフル可動域で

ライタープロフィール

大川 達也
大川 達也
株式会社ストロングス代表取締役
日本におけるパーソナルトレーナーの第一人者
NSPA ASIA代表
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